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ヨガインストラクターのゆるまる(HSS型HSP)です !
初心者の方からよく頂く質問の中で
「ヨガでダイエットは可能ですか?」
という質問があります。
SNSや雑誌でも「ヨガで痩せた!」という体験談を目にすることがあり、
気になっている方も多いのではないでしょうか。
ヨガで体重を減らすことは可能なのか?
結論からいうと、その人に必要な分を除き「可能」だと思います。
ヨガそのものが直接的に脂肪を燃やして劇的に痩せるというよりも、
体の代謝を整え、食欲や生活リズムを自然に改善し、
結果的に体型が変わっていくイメージです。
今回はゆるまるの体験談も交えて、
ダイエットとの関係についてや
初心者向けのダイエット効果のあるポーズ、
健康的を意識した効果的な続け方をご紹介させていただきます。
ヨガとダイエットの関係
ヨガは有酸素運動や筋トレと比べると消費カロリーは多くありません。
しかし、呼吸に意識を向けながらポーズをとることで、
自律神経のバランスが整い、血流や代謝がアップします。
その結果、
食欲が自然と整う
便秘や冷えの改善につながる
筋肉量が増えて基礎代謝が上がる
ストレスによる過食を防げる
といった変化が少しずつ起こり、生活習慣を巻き込んだような無理のないダイエット効果を期待できるのです。
痩せやすい体に導くおすすめヨガポーズ
初心者でも取り入れやすい、代謝アップや姿勢改善につながるポーズをいくつかご紹介します。
1. ねじりのポーズ(アルダマツェンドラアーサナ)
内臓を刺激して消化を促し、デトックス効果が期待できます。
2. 橋のポーズ(セツバンダアーサナ)
下半身や体幹を鍛え、骨盤の歪み改善やヒップアップに効果的です。
3. 戦士のポーズ(ヴィラバドラーサナ)
下半身の大きな筋肉を使うので基礎代謝アップに役立ちます。
4. 舟のポーズ(ナヴァーサナ)
お腹まわりを引き締め、インナーマッスルを鍛える効果があります。
ポーズを行うときは、「呼吸を止めないこと」「無理をしないこと」がポイントです。
続け方の工夫
ヨガは「短期間で急激に痩せる」ものではなく、続けることで徐々に効果を感じられるような習慣的なもの。
続けやすくするためには、以下の工夫がおすすめです。
毎日5分でもOK!朝起きて深呼吸+軽いポーズ
寝る前のリラックスポーズで心を落ち着ける
動画やアプリを活用して無理なく習慣化する
「痩せるため」よりも「気持ちのよい状態でいるため」と考える
習慣として取り入れると、体型だけでなく気分や生活のリズムも整いやすくなります。
ゆるまるの体験談|「痩せる」だけじゃない?ヨガの効果
ゆるまる自身の経験ではありますが
ヨガを始めてからの大きな変化として体重増加がありました。
「ヨガ=痩せる」というイメージとは違う結果ですよね。
ゆるまるは「心身の調子を回復させる」目的でヨガにたどり着いたこともあり
体重よりも体調を第一にしていましたが思った以上に増えたのです。
週に11時間ほどスタジオや自宅でヨガをしていましたが
その生活を始めて2ヶ月ほどで、7キロほど体重が増えました。
実際の感覚としても痩せている感じは無かったですし
それより足元のバランスが取りやすくなって、しっかり歩けていると感じる変化に喜んでいました。
ヨガで体重増加と言われたら
「え?太ったの?」と驚かれますが、
その理由はシンプルです。
ヨガを始める前のゆるまるは、食に全く興味がなく
「とりあえずカロリーだけ摂ればいい」という
栄養素を無視した炭水化物やチョコレート中心の不健康な食生活を送っていました。
そんな食生活でも
20代前半で年齢的にまだある程度は体力があり代謝が良く
10時間程はほぼ座らず働いていたので、
太らず・元気(と思っていた)に過ごせていましたが
血液検査ではいつも栄養が足りない結果でした。
炭水化物やチョコレートは主にエネルギー源として使われるので
血や肉になるタンパク質や、体の調子を整える野菜等のビタミンなどが摂れていない状態。
振り返れば、栄養スカスカの危ない体だったと思います。
健康状態「黄色信号」の状態でしたが
ヨガを始め、続けるうちにまず「体」そして「心」がほぐれ元気になり、
自然と「あれを食べたい」「お腹が空いた」という感覚が出てきたのです。
食に興味がないことが気になっていたのでとても嬉しい変化でした。
(なぜ食に興味がなかったのか原因はわかっていますがまたの機会に書かせていただきますね)
食欲が出てから食べていた量については、
一般的な定食くらいの量だったので、暴飲暴食をした感覚は無いのですが
筋肉が少し増えたことと、健康的な食欲が出てきたことで体重が増えた結果に繋がったと思います。
健康的に食べ物を選択するようになってから、立ち眩みやめまい、重だるさや吐き気が減り体調が良くなっていることを感じたのと同時に、
今まで元気だと思っていたけど実は栄養不足で不健康な状態だったんだなと実感したのを覚えています。
その後、10年程かけて出産や育児で自分の体に向き合う時間が減り、
1週間に20分程しかヨガをしなくなりましたが
10年間で3kgの増加で収まっています。(妊娠時除く)
ヨガ経験後7kg増加したあとの10年で3kg増加ですので
健康的に食べるようになったことで標準に近い体重へ変化(プラス7kg)したあとは
そのまで大きな変化は無い状態でいられており
これくらいがゆるまるの「ちょうどいい」なのかなという感覚があります。
ここまで長くなりましたが、このゆるまるの体験では「ヨガで痩せる」とは言えず
ヨガはその人その人の「今」にちょうどいい状態に導いてくれると言えます。
これはゆるまるの体験なので皆さんが同じ状態になるということではないですが
「体重が増える可能性があるなら、やりたくないな」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
不安や心配があるうちは無理に挑戦されず、良い機会が来てからの挑戦でいいと思います。
ゆるまるの体重増加は、体重という数字だけにとらわれると「太った」だけになってしまいますが
不健康な食生活が変わり「健康な体と心」になれたことは、お金で買えない財産のようなもので
20代の自分より30代後半の今のほうが心も体も健康であることを嬉しく思っていますし
体重増加についての後悔は全く無いですよ。
そりゃぁ体のハリや体力については20代の頃に戻れたら良いなと思いますが。。。
今のほうが姿勢も良いので、トータルで考えても後悔はなく
「30代後半の今の自分」のほうがハッピーです。
ヨガ=痩せる? 10代に取り入れるときの注意点
一つ気をつけたいのは、「痩せさせるために子どもにヨガをさせたい」というケースです。
私も以前、中学生の娘さんを持つ親御さんから「痩せさせたいからヨガを習わせたい」と言われたことがありました。
ですが、その子は既に細身で、痩せる必要はない体型でしたので
太っていないし、既にかわいい、痩せることは危険になる場合があることを娘さんに伝え
親御さんへは「成長半ばで痩せる必要性のないの娘さんを痩せさせるという目的には協力できない旨」をお伝えし受講はお断りしました。
ヨガは本来「痩せるための手段」ではなく、心身を健やかに保つための習慣です。
特に成長期の子どもには、痩せる目的でのヨガはおすすめできません。
まとめ|ヨガは「痩せるため」より「健康のため」
ヨガは「体重を減らす即効性のある運動」では無いことをお伝えしてきました。
しかしながら、
呼吸や姿勢を整え、心と体を健やかに導くことで、
結果的にダイエット効果を感じられる方もいます。
ストレスによる過食を防ぐ
代謝や血流を整える
健康的な食欲を育む
こうした効果の積み重ねが、自然と体型や体調の改善につながります。
もし「痩せる」ことだけを目的にヨガを始めると、
思ったような結果が出ずに続かないかもしれません。
けれど「心も体も健康に整えたい」と思って始めるなら、
ヨガは一生続けられる素晴らしい習慣になりますよ。
今回も「ゆるっと+(プラス) 」な情報をお届けできたでしょうか
ゆるまる(HSS型HSP)でした!
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